ムラス ビクター

客員研究員

ビクター・ムラスは、CICのアドバイザリーおよびコンサルティング部門であるイノベーション・エコシステム・サービスを統括しています。CICの戦略アドバイザーを務めた後、2024年2月に同組織初のチーフ・イノベーション・オフィサーに就任しました。

ビクターは、世界各国のイノベーション、テクノロジー、スタートアップ・エコシステム分野で20年以上の経験を有しています。これまで政府や企業のイノベーション戦略アドバイザーとして活動し、インパクトの高いプログラムや施策の策定を主導してきました。世界銀行では12年間にわたり、複数の国々でスタートアップおよびスマートシティ政策プログラムを率い、活発なスタートアップ・エコシステムやスマートシティの発展を牽引しました。その成果は、各国の国家イノベーション政策の策定、スタートアップ支援体制の構築、テクノロジーを活用した都市開発の推進に寄与しています。世界銀行では、大統領室における「開発のための破壊的テクノロジー・プログラム」、イノベーション・ラボでの「内部イノベーション加速プログラム」、そして日本の「東京開発学習センター」など、数々の画期的な取り組みを主導しました。

ビクターは、日本の内閣府における国家スタートアップ・エコシステム政策の諮問委員会委員を務めるほか、東京都のスタートアップ・フェローでもあります。また、千葉工業大学 変革センターにおいて客員研究員（Visiting Research Scientist）を務めています。キャリアを通じて、スタートアップ・エコシステム、イノベーション、そしてテクノロジーによる競争力強化に関する主要な研究の執筆や寄稿も行っています。