トゥール・ヴァン・バレン
客員研究員
トゥール・ヴァン・バレンはロンドンを拠点とするアーティスト/リサーチャーで、映像、彫刻、サウンドを用いた制作を行っています。
レヴィタル・コーエンとの協働によるアート・プラクティスでは、生産のプロセスを文化的・個人的・政治的実践として捉えることを探究しています。彼らの実践は「状況に根ざした(situated)」ものと考えることができ、作品制作そのものが特定のネットワークの内部で遂行されます。鉱物資源の採掘は長年にわたる関心領域であり、近年はギャンブル産業が生み出す多様な「現実」のあり方にも焦点を当てています。また、人間を含む動物の身体は繰り返し扱われるテーマであり、とりわけそれらが置かれた状況によってどのように形づくられるのかが検討されています。「リハーサル(反復・予行)」という概念も、たびたび立ち現れます。
近年の主な展覧会には、モスティン・ギャラリー(ランドゥドノ)、Ghost 2565(バンコク)、サーペンタイン(ロンドン)、第13回上海ビエンナーレ「Bodies of Water」、パラッツォ・デッレ・エスポジツィオーニ(ローマ)、ウォーカー・アート・センター(ミネアポリス)、ルネサンス・ソサエティ(シカゴ)、Para Site(香港)、HKW(ベルリン)、コンゴ国際映画祭(ゴマ)などがあります。共著モノグラフ『Not What I Meant but Anyway』は、Columbia Books on Architecture and the Cityより2022年に刊行されました。作品はニューヨーク近代美術館(MoMA)やM+(香港)をはじめ、複数の美術館の永久収蔵コレクションに含まれています。
またトゥールは、ゴールドスミス大学にてデザイン学部と美術学部を横断するパートタイムのリーダー(准教授相当)を務めています。振付研究ユニット(Choreographic Research Unit)およびクリティカル・エコロジーズ研究ストリームのメンバーでもあります。
Travis Rich
Victor Mulas