Sputniko! （尾嵜 優美）

客員研究員

尾嵜優美（スプツニ子！）は、テクノロジー、アイデンティティ、そして社会の交差点を、遊び心をもって、かつ挑発的に探求する英国と日本にルーツを持つアーティストです。映像、ロボティクス、音楽、インタラクティブ・インスタレーションなど多様なメディアを通じて、社会的規範に問いを投げかけ、新たに登場するテクノロジーの倫理的・文化的な意味を想像します。

彼女の作品は、ニューヨーク近代美術館（MoMA）、ポンピドゥー・メス（フランス）、ヴィクトリア＆アルバート博物館（ロンドン）、クーパー・ヒューイット（ニューヨーク）、金沢21世紀美術館、東京都現代美術館など、世界有数の文化機関で国際的に展示されています。2013年から2017年までMITメディアラボで助教授を務め、デザイン・フィクション・グループを設立・主宰。その後、東京大学および東京藝術大学で准教授を務めました。

2013年には「Vogue Japan Women of the Year」に選出され、2019年にはTEDフェローとしてTED 2019で高く評価された講演を行い、2017年には世界経済フォーラムの「Young Global Leader」にも選ばれました。彼女の作品は、M+（香港）、ヴィクトリア＆アルバート博物館（英国）、金沢21世紀美術館（日本）などの主要なパーマネントコレクションに収蔵されています。

近年では、社会起業家としての活動にも領域を広げ、女性の健康とウェルビーイングを支援する企業 Cradle株式会社 を設立。代表取締役CEOとして、日本全国の80社以上の企業を支援しています。