宮口あや

客員研究員

あやはイーサリアム財団のプレジデントとして、イーサリアムのビジョンと魂を育み、技術と価値観が文化や大陸を越えて広がるエコシステムの成長とともに対話を続けています。財団は、コア・プロトコルの研究開発、エコシステムのリソース提供、教育の促進、そして世界中でのコミュニティ構築を通じて、イーサリアムの長期的な健全性を支えています。

2018年から2025年まで、あやは財団のエグゼクティブ・ディレクターを務め、「インフィニット・ガーデン」というビジョンを提唱しました。これは、オープンで、許可を必要とせず、進化し続けるエコシステムとしてのイーサリアムを表す比喩であり、指針となる哲学です。このビジョンは、ラテンアメリカ、東南アジア、アフリカなど世界各地のコミュニティをつなぐ取り組みを通じて根付いていきました。彼女のリーダーシップの下、財団はエコシステムのあらゆる側面において分散性を守り、ゼロ知識証明を含むプログラマブル暗号の研究や、イーサリアムと公共部門・学術機関・草の根コミュニティを結びつける活動を支援しました。

現在もあやは「インフィニット・ガーデン」を育み続け、イーサリアムの枠を超えて、本当の意味で分散化された創造的空間とは何かを探求しています。それは、オープンソースで、包摂的で、許可不要な空間であり、コードと人間の物語が並び育っていく場所です。